中部地方


伊豆急は海沿いを走るだけかと思ったら大間違い。伊豆急下田の2つ手前はまだ山の駅だ。

10.6.13執筆


道路から駅の入口には、ちょっと傾斜が急な階段が…。


1日の乗降客数が100人台ながら、きちんと有人駅をキープ。
 海を眺めるために椅子を配置した観光列車が伊豆急を走るため(東急8500系を改造して登場した8000系も海側はボックスシート改造)、ずっと海沿いばかりを走るかと思えばそれは大間違い。ここ稲梓駅は海岸から離れ、山中にあるひっそりとした駅である。
 駅に入ろうとすると、まず斜面に沿って作られた階段を登ることになる。高い築堤上に線路が敷かれているためだ。駅近くには高い橋高を誇るガーダー橋があり、撮影にももってこい。駅周辺は民家もまばら。素朴な里山の風景が広がっている。
 乗降客数は1日100人あまりらしいが、きちんと有人駅になっていてきっぷも窓口で購入する形がのこっている。東京始発の特急がじゃんじゃん通過し、普通列車の本数もそれなりにある上に、Suicaのエリア内に入ってしまい旅情はいまひとつ。