小川にかかるはりまや橋。1993年に復元された
11.2.21執筆
高知市の中心部にある土佐電気鉄道の電停。東西を結ぶ伊野・後免線と南北を結ぶ桟橋線が交差する地点で、自動車の交通量も多い。
駅名の由来になっているはりまや橋は、江戸時代に堀に隔てられた2つの商店が、互いの往来のために架けた橋だそう。僧が恋人のためにかんざしを買ったことを歌った「よさこい節」に名前が登場したり、土佐を舞台にした映画に登場したりして、全国的に知名度が高い。現在の木造の橋は、全国から寄せられた意見をもとに、1993年に江戸期のはりまや橋というイメージで再現したもので、高知の代表的な観光名所の一つになっている。
電車のほうに目を移す。一部の電車を除いて、運転系統は東西と南北で別々になっているため、ほとんどの場合乗り換えが必要。2つの線の上下線にそれぞれホームがあるため、合計で4面4線の構造になっている。
土電は海外で活躍した路面電車を多く走らせていることでも有名で、異なる車種の電車が行き交い、ファンを飽きさせない。運良く、水玉模様で非常に目立つ、「イベント号」にも出会うことができた。