レトロ駅第2号。電停に甘味処が併設されている
11.3.8執筆
三ノ輪橋電停で好評を博したレトロ電停の第2号。とげぬき地蔵こと高岩寺を擁する巣鴨地蔵通商店街があることから選ばれた模様。
他の荒川線の電停と同様、上下線のホームが斜向かいに置かれている形で、三ノ輪橋方面のホームには甘味処がくっついている。おはぎやあんみつが有名らしい。
都電全盛時代を再現したレトロ電停。ホームの柱や柵を木目調にしたり、電停標を時計付きの旧デザイン風にしたり、照明を電球色にしたりして雰囲気を演出している。「おばあちゃんの原宿」として有名なだけに、4の付く日の縁日にたくさん都電でここへ来てもらい、昔を思い出してもらう目的もあるのかもしれない。
このところのレトロブームはとどまるところを知らない。それが良かろう悪かろう、過去を捨てることへの抵抗、あるいは「過去があるから今がある」論に基づくものであることは言うまでもない。昭和を知らない我々までも昭和の気分にさせられ、「昭和はいい時代だなあ」と感じさせてしまう、でもどこかワンテンポ抜けているところがある。それがこのブームの特徴なのかもと思う今日この頃。